1月7日、厚生労働省が働く時間ではなく成果で賃金を払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」の制度案をまとめたことを、今朝の新聞各紙で報じています。
あいにく対象は年収1075万円以上の専門職に限るという条件がはいりましたので、かなり限定的だとは思いますが、働く時間を弾力的に決められる裁量労働制やフレックスタイム制も併せて拡充するので、労働時間の自由化は進みそうです。
現状では労働時間を原則1日8時間、週40時間と法律で決めていて、これを超えると残業代が支給されることから、長く働くほど賃金が増えます。働く時間と成果が比例しやすい現業職(ブルーカラー)には適しているが、オフィスワーカーはあえてゆっくり働くことができてしまうため、時代にそぐわないと言われています。
この法案を「残業代がゼロになる」と解釈するのではなく、より短い時間で多くの成果を上げる努力をすることで、長時間労働を改善する良い機会だと理解される経営者の方が増えることを期待しています。
そこで、その成果をいかに判断するかが課題となりますので、日毎にどれほどの仕事をしたのかを、actuariseが提供するクラウドのToDoシステム「BizTaskle」で管理することをこれからも提案してまいります。この仕事の成果を管理する手法はテレワークの労務管理と共通する部分も多いことから、actuariseが提案するパートナー企業の製品も合わせて、参考にして頂けると幸いです。